私の友人の1人に副業でアフィリエイトを始め、一年間サイト運営を続けた人がいます。
そんな彼は現在、全くアフィリエイトに触れていません。
なぜか?
それはアフィリエイトをしても全く商品を売れなかったからです。
ASPを通じて成果型広告を導入。単価10000円という好条件に魅力を感じてサイトを作っては見たものの、結局一年間で数件まぐれヒットを生み出しただけで終わっていました。
どうしてこのようなことが起きたのか、見せてもらい納得。彼のサイトは怪しすぎたのです。
あなたの売り方が怪しい4つの理由
あなたがもし、長期的にアフィリエイトで商品が売れないという悩みを抱えているのだとしたら、最初に挙げた彼のように怪しすぎるのかもしれません。
ユーザーは馬鹿じゃありません。
ネット上のパスワード漏洩や詐欺商材、SNSを利用したフェイクニュースなどに触れ続けた結果、怪しさに敏感になりました。
故に、アフィリエイトで商品を売るにはあなたのサイトから怪しさを徹底的に排除する必要があります。
よくある怪しさの原因は以下の4つです。
- デメリットを伝えていない
- 扱っている商品の知名度が低い
- 買ってアピールが強すぎる
- 記事内容との関連性が薄い
【理由1】ユーザーからすると「欠点がないなんてありえない!」
創作品の定番ですが、性格も良くて顔も良くて、能力を高くて……。そんな完璧人間は得てして、実のところ腹黒であるもの。
どうしてそうなるのかといえば”納得感”があるからです。
「完璧なものなど存在しない」という認識が人にはあるため、「完璧である」と言われると疑いの心が芽生えてしまいます。
だからこそあなたが売りたい商品に欠点があるのであれば、真っ先にそれを教えなければいけません。
具体例として私が実際に取り扱っていた【U-NEXT】という動画見放題サービスを例に出してみます。
U-NEXTは月額1,990円と他のサービスと比べるとかなり強気の価格設定です。
しかしその分
- 雑誌読み放題
- サービス内で使えるポイントが毎月付与
- アダルト系動画も扱いあり
と、ならではの強みを抱えています。
そこでこのように訴求しました。
U-NEXTというサービス、まず目に入ったのは月額1,990円と、類を見ない高額なサービス利用料金です。
他サービスでは1000円前後、安いものだと500円前後で使えるのにU-NEXTは税込みで2000円以上。これは高すぎます。
しかし更に調べてみると、雑誌が読み放題だったり、アダルト系の動画の取り扱いがあったりと、魅力的なポイントが。
特に熱いと思ったのが「毎月のポイント付与」です。サービス内で使えるポイントが1200円相当毎月もらえるため、新作映画や海外ドラマなどが手軽に視聴できます。
高画質な動画を提供していたり、書籍関連のエンタメも配信されていたりと、ポイント付与のことも考えると実のところかなりお得なサービスであると感じました。
要点をまとめると、
- U-NEXTは月額料金が確かに高い
- しかしサービス内容はポイント付与などを考えると安価
- 価格に騙されそうになるが、実はお得なサービス
としました。
こうすることで「U-NEXTは高いけど実はお得なサービスなんだ」と、目に入りやすい高額な料金に不快感を感じなくなりますから、サービス利用に繋がりやすくなるのです。
【理由2】知らないものは買いたくない
私はある日ASPからの提案で、知名度の低い動画配信サービスからU-NEXTに訴求する商品を変えたことがあります。
変更したのは提案に納得したのと、U-NEXTのサービスの質が向上していたからなのですが、変えてみたところなんとCVR(商品購入率)が大幅に改善しました。
あなたが仮に良かれと思ってマイナーな商品をおすすめしていたのだとしても、ユーザーは「こんな知名度の低い商品をおすすめするなんて怪しい!」と拒否感を持ちます。
しっかりと売り込みたいのであれば私と同じようなミスをせず、十分有名なサービスやモノを取り扱うようにしましょう。
【理由3】買ってと言われたら買いたくなるのが消費者心
「宿題をやろうと思っていたら、お母さんにちょうど宿題をやれと言われてやる気を無くした」
なんてことありませんか?
これと同じように、消費者も買おうと思っていたところに「買え!」と言われたら買う気を失うものなのです。
どうしてそうなるかといえば、人には選択したいという欲求があるためと言われています。
あなたが買ってアピールをすればするほど、読者は「いざ買ったらこの人に言われたから買ったみたいになりそう……」と拒否感を持つのです。
この感情が”怪しい”という猜疑心に繋がりますから、少し背中を押す程度の軽い訴求をするよう心がけましょう。
【理由4】関係ないものは買いたくない
正直あまりいません。たまにいる程度です。
「SNSを利用すれば、色んな人との繋がりができます。ところで出会いを求めるなら婚活のほうがいいですよ、理由は~」
のように、唐突に自分の売りたい商品に話を誘導する方がいます。
これは明らかに商売臭さが漂ってしまうため、確実にアウト。やめましょう。
またユーザー目線に立っても、ネット上のつながりから始めたい人なのに婚活というリアルの出会いをおすすめするのは無理筋過ぎます。
ある程度遠いユーザーを誘導するならせめて、同系統の出会い系アプリなどをおすすめしたほうが良いですね。
それでも商品が売れない方へ、適切な集客方法
上4つに当てはまっていない、全て改善した。
それでもアフィリエイトで商品が売れない!という場合は、そもそも集客の仕方が悪い可能性があります。
アフィリエイトの基本は「買いたい人に売る」です。
これをさらに具体的にすると、「あなたが売りたい商品を、買いたいと思う人を集める」となります。
どうやってそんな人達を集めるか。
一般的に「キーワード戦略」と呼ばれるものを使います。
この手法については「儲かる一手間。WordPress記事の書き方入門」という記事で触れていますので、もしよければ読んでみてください。
またキーワード戦略を具体例に触れつつ解説した、実践本を書きました。こちらはKindle Unlimitedにも対応してますので、どちらか好きな方法でキーワード戦略を知ってもらえたらと思います。
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