コモディティという言葉をご存知でしょうか?
経済学において、
を言います。
例えば格安牛丼なんかは味や品質がほとんど同列になってしまっているため、消費者の判断基準は価格や距離になってしまい、差別化が困難な状態。いわゆるコモディティ化しています。(価格はすでに限界ギリギリまで下げているため)
このコモディティ現象はブログと言う業界にも及んできているため、オワコンになりたくなければ個性をもつ必要があるのです。
ブログは5W1Hで差別化せよ
個性とは人とは違うということで、他人のブログとの差異を作れという話であります。
個性のための差異は5W1Hで作るのが簡単かつ強力です。
- 誰が書いているのか
- いつ書いているのか
- どこで書いているのか
- なにを書いているのか
- なぜ書いているのか
- どのように書いているのか
この6つのポイントを明確にしてあげるだけで、あなたのブログにも個性が生まれるのです。
【誰が】有名人が書けば、日記も100万PV
2019年9月現在、Twitterフォロワー数が日本人で最も多いのは有吉弘行さんです。
その人数は驚異の700万人超え。
おじさん達もカッコ悪いけどフォートナイト好きです。
— 有吉弘行 (@ariyoshihiroiki) 2019年9月1日
この記事を書いているときの直近のツイートは、非常に日常的な話であるにも関わらず、いいね数が軽く10000件を超えています。
ネット上の匿名者が同じことを書いても全く反応されないことは自明です。
それぐらいユーザーたちは誰が書いているかを気にかけているということですから、ブログを書く際はできれば顔出し。そうでなくとも経歴ぐらいは掲載しておいたほうが良いでしょう。
※私は経歴だけが基本です、顔出しはリスクを感じてしまうので…
【いつ】情報は鮮度、もしくは蓄積が大事
ブログで扱う事柄は情報がほとんどです。例えば、
- 「最新ガジェットを使ってみた感想!」
- 「人気の観光スポットに行ってみて思ったこと!」
- 「頑固な油汚れの効果的な対策方法」
などなど、見た人が有益だと感じられる情報を扱います。
しかし、情報がかぶるというのは差異を必要とするブログ業界において避けたい事柄。
最新ガジェットなんかは特にそうですが、より早くブログの記事にするというのが大事になります。
ですがこういった速度で勝負するのはおすすめしません。なぜなら、情報を追い続けるというのは非常にストレスになりますし、なにより流行り廃りの影響を受けて継続的な収入に繋がりにくいためです。
そこでブロガーの適切な時間を使った戦い方は『蓄積』でしょう。
例えば10年前から映画の感想を書き続けているブログなんかは、それだけの経歴があるということで信用が上がり、個性として現れます。
つまり、身も蓋もない言い方をするとしたら『継続すると人気が出る』という話です。
一つのことを継続して書き続ければ、あなたのブログは特別になれます。
【どこで】距離の近さに親近感、距離の遠さに尊敬心
面白い話にこんなものがあります。
これは、日本人が白人に対して尊敬の念を抱いているからではないかと分析されていたのですが、私は単純に距離の遠さではないかと考えています。
普通に考えて、地球の裏側に行くような行為は大変なことです。なぜなら遠いから。
人は大変なことをやっている(ように見える)人に凄さを感じるもので、だからこそ遠い彼方から発信している日本人に対して尊敬するのです。
もしあなたがどこか遠くの国に住んでいると言うなら、それは大きな個性として提供できます。
「日本国内住みじゃダメなのか」とは思わないでください。
私は宮城在住です。そのため宮城在住のブロガーやサイト運営者の方に興味関心を持ってしまいます、なぜならすぐそこに住んでいる人だから。
地方在住であれば、その地方に住む人達に訴えかけることでより多くの人の関心を引くことができます。
東京在住は少々ライバルが多すぎはしますが、詳しい区や市を明記しておけば、周辺地域に住む人を強く惹きつけられるのでおすすめですね。
あなたが今記事を書いている場所も、ブログを特別にするのに使える情報なのです。
【なにを】ジャンルではなく、切り口で差別化
「何を書くかで差別化せよ」
そう言われたらほとんどの人はジャンル、例えば「お金」とか「恋愛」とか枠組みに目を向けます。
もう少し詳しい人だと、お金という中でも、「節約」や「投資」なんかがあることに着目して、ターゲットを限定化することで差別化をはかります。
ですがこういったやり方は広まりすぎており、差別化にはなりません。節約なんてもうすでに沢山の人が書いてますよ。
ではどうやって個性を出すかといえば、切り口で変えればいいんです。
例えば「アニメについてのブログ」を書くとするじゃないですか。そうしたら「ひたすらアニメの入浴シーンにだけ言及してみる」とか「アニメのシーンで、現実で使えそうな情報をまとめてみる」とか。
パクリになってしまいますが、空想科学読本のように「ファンタジー系アニメを物理的に解釈したらどんな現象が起きるのか」なんてのも面白いでしょう。
あまりに切り口を突飛にしてしまうと検索流入が得にくくなってしまいますが、上記のようにジャンルを変更することにこだわらず、切り口を工夫していくことが【何を】書くかで個性を出していくなら重要なことです。
【なぜ】どうしてあなたはそれを書くの?
昆虫学者が
「昆虫の生態を詳しく知る私が、昆虫嫌いをなくしたいがために面白おかしく昆虫の生態をお伝えします」
と、昆虫についてのブログを書いていたらなるほどと思いますよね。
逆に、「昆虫について書きたいからブログ始めました」とか「お金稼げそうなのでこのことについてブログ書いてます」なんてのを見たらう~んとなりません?
よく企業理念なんかを公開している会社がありますけれど、ああすることで読者に”納得感”を与えているんです。
誰かが言った、人は理由を求める生き物と。
なぜ理由を求めるかと言えば、人は納得したい生き物だから。納得しないと行動できない生き物だからです。
コピー機の列に割り込む時「急いでいるので先にコピー取らせてください」と理由を添えるだけでほとんどすべての人が列を譲るなんて話もあります。
人々に納得感を与えるために、【なぜ】あなたはブログを書いているのかを明記してあげましょう。
そしてそのなぜは納得感と同時に、読者を引きつける個性に生み出しますから。
【どのように】文章構成は全て個性
だ・である調で書くのも個性になりますし、です・ます調で書くのも個性になります。
長く詳細に書くのも個性だし、簡潔にわかりやすく書くのも個性です。
ある程度、ブログ向けの文体というのは存在しますが、【どのように】伝えるかは一律になりません。
故に上記に上げた細かい部分もそうですし、記事全体の構成をどうするかで個性は簡単に生まれます。
【いつ・どのように】はコモディティ化しやすい
なぜかといえば、最適解が存在しがちなためです。
【いつ】は最新情報ならとにかく手を早く動かすだけですし、蓄積を意識した場合も継続するだけですから。
【どのように】も巷には数多くのライティングテクニックが転がっていますから、個性を出すポイントとしてはあまり強くありません。
上記4要素を特に気にかけてブログの個性を出していくことをおすすめします。
▼あなたへのおすすめ記事▼
コメント