コカ・コーラ、グーグル、マクドナルド。
誰もが一度は聞いたことがあるであろう、世界的大企業たちの名前、覚えていないという人のほうが少ないはずです。
覚えられるのはなぜか?
単純に有名だからというのも一理ありますが、実のところ音を工夫しているからこそ人々はどうしても記憶してしまうのです。
記憶に残るブログ名の決め方、秘訣は韻
私と同じくらいの世代だと「お~いお茶」という名前や、「インテル入ってる」なんていう言葉をCMで聞いたことがあるかもしれません。
一度聞いたら頭から離れなくなってしまう人も多いのではないでしょうか?
こうしたキャッチコピーには、韻という秘密があります。
「いい国作ろう鎌倉幕府」年号を語呂合わせで覚えようとしたことありませんか? そして実際問題普通に覚えるよりも覚えやすい。
人間の脳は意外なほど耳で言葉を覚えるようにできており、韻を踏む技術を名称に取り入れることでより覚えてもらいやすくなるのです。
ここからは実際にどんな韻の踏み方があるのかを見ていきましょう。
【頭韻法】迷ったらこの方法をどうぞ
耳障りの良い韻の踏み方が頭韻法です。
一般的に「ストレスの掛かる音節部分の子音が同一である」というのが頭韻法の条件となります。
例えば
- グー/グル
- コカ/コーラ
- ドナルド/ダック
などがありますね。上から順番にG/G、C/C、D/D。日本語でいうとが行、か行、だ行で韻を踏んでいます。
頭韻法は非常に使いやすいため、迷ったらここから考えていくとよろしいかと。
余談ですが当サイト名である『ワープレワーカー』も頭韻法を用いています。
【脚韻法】少し引っかかりのある韻の踏み方
小さい頃からあるコンビ芸人の名前に違和感を感じていました。
『今いくよくるよ』という名前なのですが、これこそが脚韻なのです。
脚韻とは、音節の終わりを同じ音で揃える韻の踏み方で、頭韻とは違い少し引っかかりのある音になります。
例えば
- 今いくよ/くるよ
- マクド/ナルド
- インテル/入ってる
などがありますね。
他にも『セブンイレブン/いいきぶん』というのもあったり。個人的にCMで使われているキャッチコピーの脚韻は多い気がします。
【音の繰り返し】うまくハマれば記憶に刺さる
韻って要は「一つの言葉の中に同じ音があると耳に残る」ということを示していると言えるんですよ。
となると同じ音を繰り返してしまえば、それこそめちゃくちゃ耳に残ると言えちゃうわけです。
例えば、
というのはガッツリ耳に残ります。
文字だけで見せられて「”も”の数はいくつでしょうか?」と聞かれたら答えることは難しいですが、音として意味のある形で覚えたら答えるのは簡単です。
ブログ名に落とし込むのはなかなか難しくはありますが、うまく刺せれば他ブログとの差別化を強力に図ることができますよ。
ブログ名でアクセス数に差を付ける方法
ここまでの話は「覚えてもらいやすいブログ名の決め方」でした。
ここからは「検索エンジンに評価されやすいブログ名の決め方」です。
一つ注意点として、ここからの戦略はあなたのブログがある程度一つのテーマを掘り下げる場合にのみ有効になります。
もし、
「色々なことを書いていきたい」
いわゆる雑記ブログを目指していく予定なのでしたら、韻を踏むブログ名にだけ注力すれば問題ありません。
ブログ名にテーマのキーワードを盛り込む
例えばマラソンについて書いていく予定のブログなのであれば、
というキーワードをブログ名に盛り込んでおくと、それだけでアクセスが伸びやすくなります。
なぜそんな現象が起きるのか?
それは検索エンジンが言葉にヒットするアルゴリズムを搭載しているからです。
つまりはこういう話になります。
できるだけ多くのアクセスがほしいのであれば、小手先の戦略ではあるのですが、キーワードを盛り込むということを考えてみるのもありでしょう。
ブログ名にキーワードを盛り込むのは小手先の技術ではある
ある程度テーマが決まっているブログであれば、
というのは、読者に情報を伝えるという意味では正しいです。
そうではなく先程あげたように「キーワードを盛り込むことでアクセスアップを狙う」というのは、長期的に稼いでいきたいのであればあまりおすすめしません。
理由は一つ。
- 違和感のあるブログ名になりやすい
です。記憶にも刺さりにくい名前になりやすく、長期的にあなたのブログにファンを増やしていきたいというのであれば悪手になりやすいと思われます。
現に月に数百万円稼ぐような人気ブロガーたちのブログ名を見てみると「manablog」「今日はヒトデ祭りだぞ!」「WAROCOM」など。
特にキーワードを盛り込んでいるようなブログは少ないですから。
当サイトとしてはキーワードを盛り込む手法は違和感なくできたらするぐらいにして、韻を踏むことを優先したほうがよいという主張でまとめさせていただきます。
ブログ名を決める時に欠かせない”相棒”
私がブログ名だけでなく、様々なものへのネーミングをするときに愛用しているアイテムがあります。
上記ネーミング本には【日本語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・ラテン語・ギリシャ語・ロシア語】で様々言葉が掲載されています。
特にありがたいのが索引です。逆引きこそありませんが、全言語の索引が巻末に載っているため、頭韻踏みたい放題。
愛されるブログ名を決めるためにも一冊手元にどうでしょうか? 必要ないと思うなら、それはそれで構いませんけれども。
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