「無名がKDPで電子書籍を出したらいくら稼ぐことが出来るのか?」という記事でも書いたのですが、まあKDPって売れないわけですよ。
全く売れないわけではなかったですけど、収益は約1000円程度と労力に見合っていません。
この結果を残念に思う気持ち、確かにあるのですがそれ以上に
- 「当たり前の結果だよなぁ」
という思いのほうが強いです。
KDPは普通にやったら売れないもの
であるため、KDPが売れなかった結果に対して残念な気持ちはあまりありません。
だって冷静に考えたらKDPで個人が本を出したところで売れるわけないんですよ。
むしろ数冊でも売れたことのほうが驚きです。
無名の一般人の本にお金を払いたがる人はまずいませんよ。
あなたは私の本を買いますか?
この質問に「ノー」と答える読者が大半でしょう。
- 興味がないから
- 必要な本ではないから
そんな理由で買わない判断をしたかもしれません。
ですが仮に必要な本だったとしても、大半は買わないと答えるはずです。
なぜならあなたは私のことを何も知らないから。信用できないから。
もし買ってみて期待を裏切るような本だったとしたなら、支払ったお金の分あなたは損をするわけで、だから私の本をあなたは買わないわけです。
要は信頼関係が結べていないからKDPでただ出版しただけでは売れないということですね。
- 沢山の人が買っている人気の本
- レビューで高評価されている
- 著者が有名な人で期待通りの内容だと思える
逆に言えば上記のような何かしら信頼できる要素があるのなら、あなたは私の本を買ってくれるかもしれませんね。
そもそも見つけてすらもらえない現実
無名の一般人がKDPで本を出したところで誰も気づかないんですよ。
Amazonで『ブロガー』と検索してみてください。
残念ながら私の書いた本は一切ヒットしません。
『モノが売れないブロガー』でようやく出てきますが、こんなキーワードで検索する人はいませんよね。
素人の出した本はそもそも認知すらされないため売れないのです。
Amazonの検索結果はすでに売れているものや人気の高い本が上位に表示される仕組みですから、売れない本は一生売れないままなんですね。
「KDPが売れない」を売れるに変える方法
KDPが売れない理由は
- 信用がない
- 見つからない
の2つです。
逆に言えば、この2つに対処することができたならKDPを利用した売れる本を作れるということになります。
ブログ・SNSで自分の本を知ってもらう
Amazonは人気の高い本をより売ろうとする仕組みになっています。
だからこそブログやSNSなど、別媒体から人を集めて売り込むことで、Amazonに「これは人気の本だ!」と認識させ利益を上げることが可能です。
もしあなたがブログやSNSをやっているのなら、そこで本を出した時告知するようにしましょう。
まだやっていないなら今すぐブログ・SNSを始めることをおすすめします。
出版するジャンルを工夫する
- ニッチなジャンル
- 需要の大きいジャンル
どちらに出版すべきか、という考え方は間違いです。
正しくは
に出版する戦略でしょう。
こうすることで多くの人に認知してもらいつつ、他の本と差別化することができます。
例えば『魚の釣り方』ではなく『海釣りのやり方』や『初めての海釣りで恥ずかしくない釣果を得る方法』みたいに絞り込みます。
釣りという需要のあるジャンルの中にある、ニッチなところを回収するというのが利口な戦術です。
KDPの出版をし続けるというのも戦略の一つ
なぜなら
です。
単純に10冊出せば10倍著作者としてのあなたが知られることになります。
また多くの本を出しているということはそれだけクオリティの高い本を出しているのではと考えてもらえます。
故に力技ではありますが、とにかく本を出し続けるというのも「KDPが売れない」という悩みから脱する良い方法と言えますよ。
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