リード文(出だし)は記事の8割を担う、と誰かが言いました。
記事の冒頭は読者が最初に目に入る部分。故にそこで相手の心を引けなければ読んでもらえることはありません。
出だしは大事です。ですが、だからこそ難しいポイントであります。
ほとんどのライターは出だしでつまずき、延々と頭を悩ますというのが鉄板ですからね。
しかし一々出だしでつまずいていては執筆速度が落ちるばかりですから、そうならないために技を盗んでしまえばいいのです。
リーダーズ・ダイジェストから学ぶ、リード文6つの型
リーダーズ・ダイジェストとは発行部数1700万部、読者数4000万人。世界100カ国以上で発行されている世界最大級の月刊雑誌です。
この雑誌のリード文を調査し、6つの型にまとめたのがジョン・ケープルズ。コピーライティング業界において神とも呼ばれる存在です。
リーダーズ・ダイジェスト、ジョン・ケープルズ。2つの要素が重なった、読ませる・売れるリード文が完成したと言えます。
そんな6つの型は
- ハッとすること
- ギョッとすること
- ニュースネタ
- 予告
- 引用
- エピソード
という言葉で表現可能です。
それぞれどのように書く方法なのか見ていきましょう
【ハッとすること】意外で意表をつく事実
つまらない事実というものがあります。
例えば小学生にとって学校に行くというのはあたり前のことでしょう。
しかし、
と話すことができれば、小学校に行くということがごく普通の出来事から、選ばれた人間のみができていることだ。と、新たな事実を認識することができませんか?
このようにごく普通の出来事から視点を変えることで、特別感を演出するというのがハッとすることの書き方です。
【ギョッとすること】衝撃的でショッキングな話
こちらはハッとすることとは違い、とにかく衝撃的な話をする手法です。
とか。
とか。
聞いた人が「うわっ」と思えるような、恐怖を感じるような話をするのがギョッとすることから書き始めるテクニックです。
【ニュースネタ】いつか起きたある出来事
これは「お金に支配されない13の真実」という書籍で実際に使われた冒頭の要約です。
内容と関連性の高いニュースを冒頭に持ってくることで、印象を深まらせることができるわけですね。
ニュースをメモ帳などにストックしておけば、いくらでもネタを用意できるため非常に使いやすい手法となっています。
【予告】内容を要約して簡単に伝える
仮にこの記事の冒頭を【予告】で書くのであれば、このようになるでしょうか。
【予告】の手法はブログ・アフィリエイトの世界ではよく親しまれている書き方でして、よくあるハウトゥサイトには、このテクニックを用いるよう指導されがちです。
この方法を採用する場合の注意点は一つだけ。簡潔に書くということです。
長すぎる予告は面倒くさくなって飛ばしたくなるのが世の常でありますから。
【引用】ある偉人はこういった
この記事の冒頭は【引用】の手法を使っています。
ちなみに「誰かが言いました」という言葉は、内緒にしてほしいのですが私が自分の言葉を引用した風に見せたいときに使う言葉です。
ただ単に「私が考えるにリード文は記事の8割を担うと言ってよいほど重要な部分です」と書くより、上記のように誰かが言っていたとしたほうが読者の心に響きます。
誰かが言ったの部分には私がかかってますから、嘘ではありませんよ。
【エピソード】読者が共感する体験談
エピソードテクニックは非常にわかりやすい書き方です。
上記のような体験談を、内容に合わせて書けばいいだけなのでとても簡単であります。
注意すべきは読者が共感できるような内容にしなくてはいけないということ。
例えばこの記事の冒頭で、上記腹痛が治ったエピソードを書いたところで何も響きません。内容にそった体験談を提供しましょう。
暴露します、言葉の魔術師になりたいあなたへ
魔法のように言葉を操り、読んだ人々の心を魅了したい。
そう考えているのであれば、「ザ・コピーライティング」という書籍をおすすめします。
実は上記6つの手法は、該当書籍にて取り上げられている内容の一部なのです。
出だしの書き方以外にも、魅力的な見出しやタイトルの付け方、アイキャッチはどうすべきか、稼ぎやすい訴求ポイントは?
言葉を扱う仕事をする上で、あらゆるテクニックが載っています。魔法のような力に興味ありましたら手にとって見てください、無理強いはしませんけれど。
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