信頼とはそもそも何をきっかけに生まれるのか。
相手のことを知った段階で信頼できるかどうかを判断していきます。
それは第一印象、見た目によって左右もされはしますが、長期的には中身で見るのが人間です。
つまり効率的に信頼を得るためには、自己開示の方法を工夫するのが最適解と言えるわけですね。
心理学的に信頼を得ることの出来る3つの方法
- 類似性の法則
- 一貫性の原理
- 高いスキル・経験の保証
この3つが信頼性を得られる自己開示のコツです。
以下詳しく解説していきます。
【類似性の法則】共通点があると信頼しちゃう
例えば
- 誕生日が一緒
- 出身地が一緒
- 住んでいる場所が近い
- 出身校が一緒
- 同じような経験をしてきた
などなど。人はとにかく共通点のある人に信頼感を感じるものです。
特に効果的なのが
です。
例えば誕生日が一緒は365分の1と非常に確率が低いため、かぶった場合運命のようなものを感じ、信頼感に繋がります。
逆に性別が一緒程度では、およそ50%で同じになるわけで対して信頼感には繋がりません。
(女性の多い場所の男性、男性の多い場所の女性は例外的に効果あり)
つまり自己開示をする場合は
- 相手と被りそうな、希少性の高い要素
を挙げるようにすると効果があります。
一番やりやすいのは好きなものをかぶらせる方法ですね。大抵見た目に好きなものは反映されがちなので、あなたから「実は○○が趣味なんだよね」みたいに声をかけたらイチコロでしょう。
事前調査が出来るのであればそれが最強です。
【一貫性の原理】態度・主張が一貫していると信頼される
例えば
なんかは信頼されません。
なぜなら人は一貫している人間を信頼する特性を持っているからです。
あなたも身に覚えがあるはず。世渡り上手で、人によってコロコロ態度を変えるやつはどうにも信頼できないし、好きにもなれないという感覚を。
例えば自己開示のシーンで
- 実はオタクでアニメめっちゃ見るんだよね!
と言ったにも関わらず、涼宮ハルヒの憂鬱やコードギアス、エヴァンゲリオンなど有名なオタク向けアニメを見たことがないという場合、一貫していないと相手に感じさせてしまい信頼感は下がります。
最初に類似性の法則として相手の好みに理解を示すテクニックを書きましたが、ウソを付くぐらいならやめておいたほうが良いでしょう。絶対に後々ボロが出ますので。
【高いスキル・経験の保証】専門性を見せつける
例えば
- サルでもわかる執刀術
なんて本を小脇に抱えて、あなたの担当医が執刀室に入ってきたとしたら? 気分は最悪でしょう。
もしあなたが相手に何かを知識やスキルを提供する立場にあるのであれば、自己開示のシーンでそれを保証することは大切です。
具体的には
- いつ経験・習得したか
- どこで学んだか
- どのようにやってきたか
あたりを伝えられるとグッドです。
ただし自慢テイストになると好感度が下がってしまうため注意が必要になります。
自慢による好感度ダウンを避けたいのであれば、同情を誘うような苦労エピソードを織り交ぜておくと問題が解決します。
ではなく
のような感じです。
後者のほうが専門性を伝えつつ、自慢による好感度低下を防ぐことが出来るため信頼性に繋がります。
信頼を効率的に得る自己開示例
まずは類似性の法則を狙って
- 誕生年や出身地、趣味などを伝える
のが無難です。
その後は
- 趣味をベースに一貫した物言い
を意識します。
もし何か提供者の側に立っているのであれば、
- 苦労話を交えつつ専門性を伝えられる情報を上げる
と完璧です。
確実に信頼を得たいのであれば最初の類似性が結構大事だったりするので、事前調査を行っておくと効率的でしょう。
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