WordPressには最初にやっておかないと取り返しのつかなくなる設定があったりします。
例えばパーマリンク設定を投稿名にしておかないと、後々URLの調整をしたくなった時かなり面倒なことに……。
とはいえ初めてやる人からすると、そもそも何が設定できて何が設定できないかもわからないし、何を設定しておくべきかもわからないことかと。
というわけで一応サイト運営で生計を立てている筆者が、いくつか必ずやっておくWordPressの初期設定を紹介していこうと思います。
プロが実際にやっているWordPress初期設定例
必ずやっておくのは以下5つです。
特にパーマリンク設定は必須で、もしこれをやり忘れてコンテンツ投稿を始めたらと思うと、身の毛がよだちますね……。
パーマリンク設定
【設定】→【パーマリンク設定】をクリックします
【投稿名】にチェックを入れます。
パーマリンクを投稿名に変更する理由はいくつかありますが、特に大きいのは
- データ解析がしやすいから
に付きます。
サーチコンソールと呼ばれる、Google提供のツールではページごとの流入キーワードを調べたりすることが出来るのですが、この時URLを投稿名にしておくとやりやすさが段違いです。
本気でサイト運営をしていくならデータを解析していくことは必須なため、最初のうちにパーマリンクだけは必ず変更しておくべきと言っておきます。
パーマリンクは投稿ページで変更しよう
パーマリンク設定を投稿名にすると、デフォルト状態ではURLにタイトルがそのまま入力されます。
これだと日本語URLになり、解析に不便なため変更するようにしましょう。
例えばこのページだと【URL/wordpress-settings】に変更してあります。
一般
【設定】→【一般】をクリックします。
【キャッチフレーズ】の欄を空白にします。
これをする理由は単純に『Just another WordPress site』の表示を消しておきたいからですね。
SEO的に重要な位置に無意味なワードが入ってしまっている状態はよくありませんし、ユーザー目線で考えても「意味わからないことがが入っている……」と気味悪がられそうですから。
ディスカッション設定
【設定】→【ディスカッション】をクリックします。
下記画像部分のチェックを外します。
これでピンバックを拒否するように設定されました。
ピンバックというのは自分のコンテンツにリンクが貼られた場合、「このページからリンクが送られてるよ!」と、コメント欄に表示される機能のことです。
ユーザー目線で考えるとピンバックにあるサイトへ訪問しようとは思わないでしょうし、SEOで考えてもピンバックによってコメントされると、そこから相手ページにリンクを送ることになるのであまり良いとは思えません。
そのためピンバック設定は拒否するようにしています。
メディア
【設定】→【メディア】をクリックします。
メディアサイズをそれぞれ
- 300×300
- 500×500
- 800×800
に設定します。
数値の理由は優秀な無料テンプレートCocoon製作者であるわいひら様が推奨しているからですね。

ただ実を言うと、本来の数字は300×0といった高さ未設定なんですけどね。
筆者的には高さ無制限だと場合によっては縦に長過ぎる画像ができてしまい、ユーザビリティが落ちると考えているので300×300のように高さも設定しています。
ウィジェット
【外観】→【ウィジェット】をクリックし、サイドバーの部分にあるメタ情報などの項目をドラッグして外にやり消します。

こんな状態にします
これをする理由は、単純にメタ情報をユーザーに見せるのが嫌というのと、サイドバーはスッキリさせておくべきという結論に至っているからです。
サイドバーにあるコンテンツは殆ど見られていないことが解析データからわかっているため、必要最低限にして、コンテンツ閲覧時のノイズを減らすべきと判断しています。
そのため初期設定でまず検索ボックス以外は消しておき、あとからA/Bテストしつつ追加すべきか判断していくのです。
パーマリンク設定だけはやっておこう
WordPressの初期設定において、本気で取り返しがつかなくなるのはパーマリンク設定です。
パーマリンク設定をせずにコンテンツ投稿を始めると、URLの変更に合わせてリダイレクト処理までしなくちゃいけなくなりますから、かなり面倒であります。
しかもリダイレクト処理をしたからといって、完全にドメイン評価を移せるかと言われると疑問が残るため、パーマリンク設定だけは横着せずやっておきましょう。
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